近年のさまざまな企業の不祥事の続出によって、企業の社会的責任が厳しく問われる時代になり、企業も社会の一員としての社会的責任が求められ、CSRという概念なしでは企業の存続がありえない状況になってきている。この社会的責任という経営理念は、300年も前、すでに近江商人経営理念の中存在し「三方よし」という言葉であらわされていた。現在この理念にたいする関心が高まってきているが、正しく認識されていない、また近江商人に対する理解も十分ではないのは、わかりやすい近江商人解説書がないことが原因ではないかと考え、今回の出版となった。 今後は幻の書籍となった『現代に生きる三方よし』を再び発行できることを目指したい。
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